ボーテックスの立て角 ジンポール

前々回のアリゾナボーテックス講習の続きです。


ボーテックスコースの仕上げとしてジンボールをセットして宙吊り救助の
項目を実施しました。



ジンポールをセットしたところ


宙吊りの人を救助する様子


救助者をおろして行くまではよかったのですが・・・



救助者が要救助者に接触し、要救助者の懸垂線の荷重を抜くため
倍力で引き上げたところ


ボーテックスの先についているスイベルプーリーの合力が思いのほか
前方に移動していきます。



具合が悪いので、もう一本のロープで補強して引き上げました。
以下が引き上げの途中のプーリーの位置の様子です。



思いのほか大きく前方にづれました。


づれた理由は、ジンポールの前方への倒し角を増やしすぎたことだと考えます。


前回実施したボーテックス講習の立て角と比較してみるとよくわかります。



前回の立て角



今回の立て角



づれた理由がわかったところで
増やしすぎになってしまった原因と対策を2つ振り返ってみます。



1、ジンポールの倒し角を一方向からのみ見て判断してしまった。
→ジンポールの倒し角は、複数の方向から見て決めるべきである



2、進入していく位置の予測を見間違った
→進入していくルートのエッジや起伏の状態、上からは見えないオーバーハング下の要救助者の位置の如何によって、進入ルートが予想の位置と少しづつづれていく場合がある、この場にそなえ微調整実施の準備や緊急時にメインラインをボーテックスから取り外せる準備をすぐに展開できるようにしておくべきである。
最終のジンポールの項目でハッピーエンドにはなりませんでしたが、学びの多いセッションになりました。